【性依存症】制御不能の性衝動/依存度から治療方法は?

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「やめられない」の先にある破滅、依存症について。

様々な悩みの中でも厄介なのが依存症

性に関わる依存症から犯罪につながるケースが度々報道されます。

これらの性依存症について、タイプ別に2つの実例を紹介しています。

異なる両者の実例を知り、治療の道を紹介しています。

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奔放な女性の性行動は依存か?

幼少期から家族関係も良好、幸せな家庭で育ちました。今は仕事も友人関係も楽しくやっており、人から見たらなんの問題もない、むしろ成功している人間だと思います。ところが、私はもしかしたらセックス依存と呼ばれるものではないかと心配になっております。性欲は子どもの頃から人一倍強かったと思います。小学校にあがる前の幼少期より、自覚なく自慰行為をしていました。小学生のとき、どうしても人に体を触ってほしかったので、男子に頼むのはよくないと思い女友達と裸でいちゃいちゃしていました(女性には興味はないです。最中は目を閉じて男性のことを考えていました)。

それでも同時に私はいわゆる優等生で、18歳で彼氏ができるまでは実際の性行為はしたことがありませんでした。それから今までに20人以上の男性と性行為をしています。

大人になった今、問題だと感じるのは次のような点です。

・少しでもタイプの男性がいると、すぐに性的なことを考えてしまいます。女性の場合は好きになってからそのような気持ちになることが多いようですが、私はむしろ逆です。

・自分としては好きになった人と性行為をするのですが、1回すると気が済んでしまい、もはや相手への興味がなくなってしまいます。普通、女性は逆だそうで、知人に話したら男性みたいだと言われました。

・セックスのコンディションに異常にこだわりがあります。例えば「酔った勢いで」というのは絶対に嫌です。

こうして書いてみると、我ながら異常だと感じますが、セックス以外の点については、自他ともに認めるしっかりした人間なのです。現在、私が好意を持っている男性が数人います。でも、してしまったらもうどうでもよくなってしまうのが目に見えていますので、「たいして好きじゃないけどタイプ」の人にそのことを告げたうえで行為をし、した後は案の定どうでもよくなり連絡すら返す気が失せ、申し訳なく思っています。こんな私ですが、世間体はちゃんと考えており、また、人並みには正義感も持っていますので、人から後ろ指をさされるような性行為はしていないのですが、私の性癖の全貌を人に知られたら驚がくされると思います。

引用;https://mainichi.jp

「行動への依存」の特徴は

 依存症と呼ばれる病気は2種類に分けられます。一つはアルコール依存や薬物依存など「物質への依存」です。それに対してネット依存、ギャンブル依存、そしてセックス依存は「行動への依存」です。どちらも「やめられなくなる」ことのほかに、症状に多くの共通点があります。この女性は確かに、少なくとも現代の日本の一般常識からは逸脱しているかもしれませんが、依存症と診断するうえで最も重要なポイントの、「コントロール喪失」は認められません。ご自分の特性を理解し、生活に支障が出ないように性行動をコントロールしています。また、依存症に共通する特徴である「離脱症状」もありませんし、仕事や人間関係を大切にするというように優先順位もつけられているからです。

引用;https://mainichi.jp

この女性の場合、人数は多少多いにしろ、理性は保たれています。

ただ、男性にとっては酷く傷ついた人もいるかも知れませんが。。。

したがって、この女性は性依存とは言えず、「性に奔放」ということまでです。

それに対して、次の30歳男性は、コントロール不能の依存症と言えます。

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捕まると解っているのに性の制御が出来ない男性の実例

僕は普通の幸せな家庭で育ちました。

でも性についての興味は人一倍強く、幼稚園のときは先生のロッカー室に忍び込んでストッキングを触ったりしていました。

小学校のときは、ばれないように女の子のスカートの中をよくのぞきこんでいました。

電車やテーマパークの人混みでは、必ず女性に体を密着させ、時には手で体を触るといった痴漢行為を、小学校から大学までしていました。

でも(こんな言い方は不謹慎だとよくわかっていますが)、なにしろ幼少のときから経験を積んで巧妙にやっていましたので、決してばれることはありませんでした。

就職し、仕事や友人関係はごく普通でしたが、スマホを手にしてからは盗撮も常習的にするようになりました。

痴漢行為はエスカレートし、ついに駅で捕まってしまったのですが、そのときは目撃者もいなかったので放免になりました。

さすがにこのまま続けてはまずいと思ったのですが、痴漢も盗撮もやめられず、下着泥棒までするようになり、何回目かのときに逮捕されてしまいました。警察でスマホの写真も調べられ、大量の盗撮画像も見つかってしまいました。

そして処罰を受けたのですが、その後もまもなく痴漢・盗撮を再開してしまいました。

絶対にやめなければと思うのですが、どうしてもやめられないのです。下着泥棒はさすがに控えていますが、またやりたいという気持ちが抑えられなくなりそうです。

引用;https://mainichi.jp

男性は社会的制裁(法的な処罰)を受け、いけない事だと解っているのに

「またやりたいという気持ちが抑えられない」

と苦しんでいる事が解ります。

しかし、次なる被害者の事を思うと、

加害者の「やりたい気持ちが抑えられなかった」という理由では

到底納得も出来ません。

「ばれたら全てが崩壊」分かっていてもやめられない

 最初の女性のケースと比べれば、違いは明らかです。この男性にはコントロール喪失が見られます。社会的に大きな支障も出ています。依存症の定義を満たすということになります。

有名人、聖職者、政治家など、社会的地位があり、もしばれればそれまで積み上げてきたものが崩壊することはわかっているのに、不適切な性行為を繰り返すケースがあることは、メディアでも時々報道されています。

彼らは、やめられないのです

まずいと認識するだけの十分な知能もあるのにやめられないのです。この男性もそうです。こうなると依存症ということになりますが、犯罪の範疇(はんちゅう)に入る行為をしているのですから当然に非難の対象となります。

「症状」が他人にとって迷惑となるとき、そして犯罪になるとき、何を病気とするかという難しい問題が発生します。

引用;https://mainichi.jp

「個人的な症状」であっても、他人にとっては迷惑以外何でも無いので

そこに気づき、改善したい・しなければいけない」と思う事が

その後の分かれ道ではないでしょうか。

性依存の改善・治療方法は?

性依存症をそのままにしておくと、上記の様な犯罪を繰り返し、

心身共に病んでしまう事が考えられます。

他にも性病、望まない妊娠、不倫、などのリスクがあります。

性依存症は精神疾患の1つで改善・治療する事で克服できる病気である事がアメリカでは広く認知されています。

これらの依存症は病気なので、自分では改善することができません。

まずは一人で悩まず精神科を受診する事が第一歩。

改善と治療の方法は認知行動療法などの精神療法で治療して行き、薬物療法だけでは完治が難しいのが現実です。

認知行動療法とは考え方を変えることで、行動を改善していく治療法になります。

性依存症の人は、性行為・性行動に対する考え方、異性(特に女性)に対する考え方に歪みが生じていますので、これを精神科医や臨床心理士とカウンセリングしながら、歪みに気づき、矯正していく必要があります。

そこから過去の歪んだ考え方を矯正することが出来れば、症状の改善に繋げる事が出来ます。

また、薬物療法も補助的な意味で並行する事で異常だった性欲を抑えたり、衝動性を抑える事に繋がって行きます。

同様の症状での悩みを抱えている場合、また、自分ではどういう精神科が良いのかわからない場合は、地域の保健所や各都道府県の精神保健福祉センターに相談してみることをおすすめします。

保健所や精神の県福祉センターなら、依存症の治療をしてくれる精神科を紹介してくれますし、自助グループも紹介してくれると思います。

まとめ

完治するには時間が必要ですが、放置すると人生を破滅の方向へと向かわせる可能性も有る性依存症について、少しでもお役に立つ事が出来たら幸いです。

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