23日、パキスタン南部のカラチにある中国総領事館が襲撃された事件について、
中国総領事館員は避難して無事が確認されましたが、
この襲撃で死傷者が出ています。
この記事では中国総領事館が襲撃に遭った理由に迫っています!
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中国総領事館の襲撃に中国外務省からの発表
パキスタン南部のカラチで中国の総領事館が武装勢力に襲われた事件で、中国政府は「強く非難する」と強調しました。
中国外務省・耿爽報道官:「中国はいかなる外交、領事機関を狙った襲撃行為も強く非難する。パキスタン側にしっかりした措置を講じ、中国の国民や機関の安全を保障するよう要求した」
今回の襲撃事件ではパキスタンの警察官2人が死亡し、反政府過激派グループが犯行を認める声明を出しています。中国外務省は会見で、このグループが強く反発する中国主導のインフラ開発などについて、「平和と繁栄を促進する重要な意義がある」と強調しました。
さらに「両国国民の幅広い支持を得て、順調に推進されている」としています。
引用;ANN
中国の耿爽(グアンシュアン)報道官からは現地の武装勢力に対して非難するとともに、
中国国民と機関の安全の保障を改めて発表しました。
パキスタンにある中国の総領事館が襲撃された理由は?
中国とパキスタンのインフラ整備事業
引用;https://note.masaomi.jp/entry/2017/03/04/141519
現在パキスタン国内では中国主導による
中国・パキスタン経済回廊、CPEC(CPEC=China Pakistan Economic Corridor)
が押し進められており、これら中国主導によるインフラ開発に反対する
地元武装勢力と中国に敵意を抱いている一部の人達による襲撃が解っています。
この襲撃により、警備員1人が負傷、警察官2人が死亡したと報道されています。
パキスタンをはじめとし、中国はアフリカや多方面でインフラの整備事業を手掛けていますが、
その進め方が現地の人からすると不満で結果として、今回の襲撃事件へと発展しているのではないでしょうか。
今年8月にも中国人労働者を乗せたバスを自爆攻撃している事を考えると、
中国人に対する強い敵意が感じられます。
日本人であってもカラチ周辺をうろつく事は十分に危険と思われ、
その理由としてはパキスタンの方から見たら日本人も中国人も見分けが付かないと思われるからです。
もし行く事がある場合、十分に気を付ける必要があります。
中国領事館襲撃の方法が怖い!
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地元警察によると、武装集団は銃器や手榴弾(しゅりゅうだん)を持って総領事館への侵入を狙ったとみられ、駆けつけた治安部隊と銃撃戦になった。総領事館では中国人職員21人が勤務していたが、けが人はいなかった。
引用;産経新聞
総領事館へは手りゅう弾が投げ込まれ、外では銃撃戦が行われていた様です。
中国人職員21人については無事が確認されておりますが、
敵意むき出しのパキスタンからは一刻も早く国に帰りたい想いではないでしょうか。
中国総領事館を襲撃したパキスタン側を調査
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襲撃後、パキスタンや支援国の中国を敵視する地元武装勢力が、犯行声明を出した。
この武装勢力は、南西部バルチスタン州の独立を求めており、同州で進む中国主導の「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)のインフラ開発に反対し、攻撃を宣言していた。
8月には同州で中国人労働者を乗せたバスを自爆攻撃し、乗客5人を負傷させた。
引用;https://www.asahi.com/articles/ASLCR5HH4LCRUHBI00T.html
どういった武装勢力なのかについては詳しく書かれている下記の記事を引用します。
南西部バルチスタン州で分離独立を主張する過激派「バルチスタン解放軍」(BLA)が犯行声明を出した。
BLAは中国について「地元の資源を強引に奪っている」とし、標的とすることを宣言している。
引用;https://www.sankei.com/world/news/181123/wor1811230013-n1.html
BLBはバルチスタン州の独立を求めているが、
同州内では中国主導で開発が進む事を良く思っていないようですね。
パキスタンの人から見たら中国は我々の土地に土足で上がり、中国主導の基開発が進む事を快く思わないのは当然の流れの様な気もしますがこれらは、
中国の一路一帯関連事業に基づき、約620憶ドル(約7兆円)をパキスタンに融資していますが、同時に中国人や中国企業が標的となる事件も相次いで起きている現状があります。
中国総領事館襲撃に対して中国外務省からは??
中国外務省・耿爽(グンシュアン)報道官からは以下のコメントが発せられました。
「中国はいかなる外交、領事機関を狙った襲撃行為も強く非難する。パキスタン側にしっかりした措置を講じ、中国の国民や機関の安全を保障するよう要求した」
引用;ANN
在カラチ中国総領事館への襲撃事件を受けて「外交領事機関への暴力行為を強烈に非難する」と述べた。襲撃の背景には一帯一路関連事業「中国パキスタン経済回廊」に対する武装勢力側の不満があったとも指摘されるが、耿氏は「両国民の広範な支持があり、揺るぎなく建設を進める」と強調した。
引用;産経新聞
暴力行為が行われた事に対しては同感できますが、
襲撃に憶する事なく、開発、建設を進めるとの事ですから、今後も武装勢力からの攻撃を受ける事は避けられないのでは?との見方も出来ます。
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