1人暮らしや自宅の施錠をしていない家を探しては深夜を徘徊し、
卑劣な犯行に及んだ原田義人被告の異常な行動について、
闇が深いのと警告を含めて記事をまとめました。
この様ないわゆる性の制御が出来ない男性は世の中に一定数いることから
今回の事例から防犯の面でもお役に立てて貰えると幸いです。
目次
報道の内容・原田義人被告の卑劣な犯行とは
一人暮らしの女性などを狙い鈴鹿市や四日市市内で15件の性的暴行を重ねたとして、強姦(ごうかん)致傷や住居侵入などの罪に問われた住所不定、元ホンダ社員原田義人被告(46)の裁判員裁判初公判が30日、三重県の津地裁(田中伸一裁判長)であり、原田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、
「妻子と普通に暮らしていたが、10年ほど前から小遣い稼ぎのために盗みを働こうと深夜住宅街を徘徊(はいかい)するようになった。無施錠の一人暮らしの女性が住む家を見つけ、アダルトビデオの影響から女性を性的暴行する欲求を抱くようになった」
と指摘した。
脅すための刃物や顔を隠すためにかぶるストッキング、拘束用のベルトなどを準備し、侵入する家が見つからないときは屋外や車内などで犯行に及ぶなど、「件数も多く犯行態様は悪質で結果は重大。再犯の可能性は高い」と主張した。
弁護側は、「犯行15件のうち2件は未遂。強姦致傷3件についてもけがの程度は比較的軽い」と主張。妻とは離婚し、懲戒解雇により仕事を失うなど社会的制裁を受けて、反省を示しているなどと述べた。
起訴状などによると、原田被告は平成22年1月―29年6月までの間、鈴鹿市や四日市市内の一人暮らしの女性方に侵入するなどし、当時17―42歳の女性15人に刃物を突きつけて脅迫。性的暴行を加えたとして強姦致傷3件、強姦10件、強姦未遂2件の罪に問われている。
起訴内容を読むだけでもゾッとします。
そもそも小遣い稼ぎに窃盗を考える時点で犯罪者の素質があったと思われますが、
アダルトビデオの影響も事件の背景に大きく影響している辺り、
同ビデオが与える社会的影響の闇を考えさせられます。
追記:求刑通り原田義人被告に無期懲役の判決が下される(11/13)
三重県内で計15人の女性に暴行したとして、強姦致傷や強姦などの罪に問われた元ホンダ鈴鹿製作所社員、原田義人被告(46)の裁判員裁判で、津地裁は13日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。津地検によると、強姦致傷罪の裁判員裁判で無期懲役判決は初。
判決理由で田中伸一裁判長は「事件数が類を見ず突出している上、各事件の犯情も特に悪質」と指摘。
「同種事案の裁判員裁判で言い渡された中で最も重い懲役30年となった事案と比べても、一段と重い位置付けをするほかない」と述べた。
弁護側は「被告は会社を懲戒解雇されるなど社会的制裁を受けている」と懲役12年が妥当と主張したが、田中裁判長は「被告が甘受すべきものであって量刑を左右するものとは言えない」と退けた。
引用:日本経済新聞
求刑通り、無期懲役の判決が下され増したが、これで被害者の傷が癒される事はありません。
これに至るまで原田被告は幾度の強姦による逮捕を経ているが、ここまで被害を拡大させてしまったことについて、問題は無かったのか疑問に残る結果となりました。
原田義人被告の顔画像と経歴・家族についての詳細
氏名:原田 義人(はらだ・よしと)
出身:長崎県諫早(いさはや)市出身
年齢:46歳
妻:事件後に離婚
子供:離婚した妻との間に男児3人
住所:住所不定(過去には三重県鈴鹿市西庄内町在住)
職業:本田技研工業、鈴鹿製作所の元社員2017年8月25日に懲戒解雇。
起訴状について:「間違いありません」と認めている
犯罪のきっかけ:小遣い稼ぎの為に盗みを働き始める
性犯罪の動機:アダルトビデオの影響から女性に性的暴行の欲求を抱くようになる
知人によると:「奥さんと、男ばかり3人の子どもがいます。下ネタは好きだったけど、そんなことをするような男には見えなかった」(SNS情報)
原田被告の顔画像とその他情報を探る為にFacebook内を検索しましたが本人の断定には至りませんでした。
しかし、職業が本田技術工業で登録、同名の人物の登録がありましたので参考までにリンクを貼ります。
原田被告が起こした15件の罪の詳細について
発端は小遣い稼ぎの窃盗がきっかけでした。
あらかじめ女性の一人暮らしを下調べし、夜中施錠されていない部屋へ窃盗と強姦目的で侵入。
犯行の手順は女性が寝静まってから玄関から侵入し、刃物を突き付け
「騒いだら殺す」
と脅すというのが共通する手口でした。
窃盗容疑での逮捕から強姦まで自白の経緯
その日の未明、原田容疑者は人けのない鈴鹿市内の住宅街を歩いていた。パトカーが通りかかると、一瞬、逃げるような素振りを見せたため、捜査員が職務質問をかけた。鈴鹿署に任意同行された原田容疑者は、今年6月12日に鈴鹿市内のサラリーマン(31)宅に侵入し、デジタルカメラなど20点を盗んだことを認めたという。
最初の逮捕は窃盗容疑だったが、お縄になったことで観念したのか、原田容疑者は調べに対し、自ら「いくつもやっています」と、一連の強姦容疑についても供述し始めたという。
当時、四日市や鈴鹿市では連続レイプ被害が多く報告されていましたが
原田被告が事件に関連している有力が手掛かりを警察は掴めていなかった為、
まさかの展開だったのではないでしょうか。
三重県四日市市や鈴鹿市に住む当時17歳~42歳の女性が被害に遭いました。
原田被告が犯した罪が以下の通り
- 強姦致傷・・・3件
- 強姦・・・10件
- 強姦未遂・・・2件
いかに凶悪犯であるかが解ります。
逮捕の回数が5度もある事について
最初の逮捕の時期については調べ上げる事が出来ませんでしたが、
平成23年の6月に逮捕された時点で5度目の逮捕だった事が伊勢新聞の記事からわかります。
性的暴行を加える常習犯と解っておきながらも、
社会に放した事について、新たな被害者が出るのは予測されていたと思われます。
度重なる逮捕後、原田被告はどの様な状況に置かれていたのか非常に気になる部分です。
原田被告が犯行に準備した物が恐怖
原田被告は犯行に及ぶ際、刃物を突き付け「殺す」とした上で犯行に及んでいたとされますが、
事前に顔を隠すためにかぶるストッキングや、拘束用のベルトなどを準備していた事が解っています。
襲われた被害者の恐怖を考えると、とても卑怯で卑劣で到底許す事など出来ません。
強姦やレイプ犯に遭わないために出来る事
今回の事件を見て行くと、犯人は女性の一人暮らしの家を日頃からリサーチし、
施錠をし忘れるタイミングを伺っている事が解ります。
もしあなたが施錠をし忘れたとしたら、犯人の思う壺、
考えたくはありませんが、凶悪犯は用意周到で襲ってくる事を覚悟する必要があります。
大切なあなたが被害に逢わない為にも、家の施錠は勿論、
ベランダや人が侵入出来ると思われる窓の施錠について、
気にかけて下さい。
そして護身術を習う事も身を守る術です。
原田被告から発せられた言葉
裁判員裁判で原田被告はこう述べています。
「私にできることは刑務所に入ることだけ。
その中で残りの人生を過ごしていきたい」
検察側からは犯罪の悪質性が高い事から無期懲役刑が求刑されています。
判決は13日に言い渡される予定です。
最後までお付き合いいただき有難うございました。