現地1日午後3時頃、フランスのオルリー空港で超人気ラッパー同士の乱闘が勃発し、一時ターミナルが閉鎖され、15分から30分程出発便に遅れが出る等の影響が。
当時の乱闘の様子が一般客により撮影されその内容は映像から相当な憎しみも感じられます。
乱闘を起こしたBooba(ブーバ)とKaaris(カーリス)について、乱闘の原因についても調べて行きます。
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フランス・オルリー国際空港での乱闘騒ぎについて
パリのオルリー国際空港で、フランス人のラッパーであるBoobaとKaarisが乱闘騒ぎを起こし逮捕された。二人は以前から犬猿の仲だとフランスのシーン内では広く知られていたという。
BBCの報道によると、この乱闘は水曜日にオルリー国際空港で起こり、BoobaとKaarisを含む11人が逮捕された。この騒ぎによる影響でターミナルの一部が一時的に閉鎖。複数のフライトが15~30分ほど遅延したそうだ。
二人が起こした喧嘩騒ぎを、空港にいた観光客が撮影しSNSに投稿。免税店と待合スペースでお互いを殴ったり蹴ったりなどの、取っ組み合いをしている様子が映像に収められている。
日本ではあまり知られていないブーバとカーリスですがフランスではかなりの大物ラッパーで、両者の抗争はフランスのラッパー界では有名なのです。
そんなお二人についてのプロフィールを調べました。
Booba
本名:Elie Yaffa(エリ・ヤッファ)
活動名:Booba
生年月日:1976年12月9日
年齢:42歳
身長:192㎝
家族:妻、子2人
両親:セネガル人とフランス人(ユダヤ系)の両親のもと、パリの西部郊外のブローニュ=ビヤンクール(Boulogne-Billancourt)に産まれる。
移民の血を引くBoobaからはしばし過激なリリックをまくし立て、この国の『何か』を攻撃するのだ。
Kaaris
本名:Okou Armand Gnakouri
活動名:Kaaris
生年月日:1980年1月30日
年齢:38歳
家族:
生い立ち:コートジボワールで生まれ、カーリスが生後2ヶ月の時父親が死亡。1983年、彼の母親はフランスに移住することに決め、7人の子供と一緒に、Duroc地下鉄駅の近くのメイドの部屋でパリに移動しました。
母親はフランスのプチブルの家庭で使用人として苦労されていたと察する事が出来ますね。
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問題の乱闘シーン
犬猿の仲と言われるカーリスと空港の待合室で取っ組み合いが勃発。原因については解っていない。
当時の乱闘騒ぎの動画はboobaのfaacebookに投稿されており、どちらが乱闘を仕掛けたについての証拠となるのは間違いなさそうです。
二人はフランスのラップシーンではかなりの大物。Boobaの昨年リリースしたアルバム『Trône』はプラチナディスク、同じく昨年リリースしたKaarisのアルバム『Dozo』はフランスのアルバムチャートで3位を記録している。
そんなBoovaとKaarisの長年の対立はフランスでは有名であるそうだ。2012年に二人はコラボ曲をリリースなどもしていたのだが、Boovaが別のラッパーRohffと抗争になった際に、KaarisがBoobaを支持しなかったことで二人の関係は険悪化したとのこと。
BoobaのライバルであったRohffは、2014年にBoovaのアパレルショップで働いていた店員を複数人で暴行して殺人未遂で逮捕されている。二人の抗争はファンの間では90年代のTupacとBiggie Smallsの事件と比較するほどの事件だという。
今回の空港で起こったBoobaとKaarisの乱闘について、Boobaの弁護士は「Boobaは襲撃され、自己防衛していただけだ」と主張。一方Kaarisの代理人は「Boobaの取り巻きが最初に喧嘩を引き起こし、SNSに投稿された映像もそれを証明している」と異議を唱えている。
BoobaはFacebookでファンに向けて、予定していた公演のキャンセルを伝える声明を投稿している。
かつては仲良しだった両者に何が起こった??
かつては作品をコラボする程仲の良かったブーバとカーリス、年齢的にもカーリスよりも4歳年上のブーバとカーリスの間には同じルーツを持つ同士、”アニキ”と”弟”的な良い関係だったにも関わらす、ブーバがRohffと抗争になった際、カーリスが支持しなかった「裏切り」ともとれる行動が事の発端の様です。
年齢的にも年上のブーバがカーリスを可愛がっていた事は間違いないと思われ、そんな裏切りにブーバが傷ついた事も理解できますね。
まとめ
ブーバ、カーリスともルーツをたどれば同じアフリカに。
今回の騒動で両者間の溝は縮まるどころか更に深くなったのでは?
乱闘の原因についてははっきりとわかっておらず、当の本人同士にしか解らない問題が今回の騒ぎとなってしまったのかも知れませんね。
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