多摩市の火災、元請けは安藤ハザマ/出火の原因は?五輪のしわ寄せ?

シェアする

東京都多摩市の建設中のビルからモウモウと上がる黒煙。

既に火は消し止められましたが、この事故により5名もの犠牲者を出てしまいました。

また現場で作業中だった約40人が怪我を負う大惨事に。

出火の原因、請負会社等を知べて行きたいと思います。

[広告]

報道の内容

26日午後1時50分ごろ、東京都多摩市唐木田1丁目の建築中のオフィスビルから出火したと119番通報があった。警視庁と東京消防庁によると、地上3階地下3階建ての地下3階床下にあった断熱材約5千平方メートルが焼け、男性作業員5人が死亡、約40人がけがをした。鉄骨の切断作業中に火花が断熱材に引火したとの証言がある。警視庁は業務上過失致死傷容疑で調べる。

引用:朝日新聞

近隣には一般住宅も確認出来る事から、付近の住民はさぞ怖い思いをされたのではないでしょうか。

現場に居合わせた作業員の方からは、、、

「気付いた頃には、すでに煙が上がっている状態。(Q.命の危険感じた?)一瞬遅れたんで、死んだなって」(作業員)

火の周りが早かったようですね。

また別の方のコメントは当時を振り返り、死をも覚悟した臨場感が伝わります。

「本当にやばいんだなって実感した時には、もう黒煙に飲み込まれちゃっていた」(作業員)

建設中の出火原因は??

出火の原因については以下の報道がされています。

出火当時、地下3階で工事用作業台の鉄骨をガスバーナーで切断する作業をしていた。

その際に火花が出て、床下のウレタンの断熱材に引火して燃え広がったと、作業をしていた男性2人が説明しているという。

1人が切断、もう1人が火花を水で消す役割だったという。

鉄骨を切断する際に飛び散る火花を消化する役目が付いていたにも関わらず、消し切れない程の火花が飛び散り引火したのか、それとも火消し役の業務の怠慢などは無かったのか?

今後の捜査で明らかになっていく事と思われます。

この事に警視庁は業務上過失致死傷容疑で調べる方針です。

ビルに施されるウレタンについて

下図:床下ウレタン

下図:天井へ施されたウレタン

[advertisement2]

発砲ウレタンは断熱材を吹付けると瞬時に発泡、硬化してどんな形状の部材にも継ぎ目や隙間のない断熱層が形成され機密性の高い優れた断熱性能を発揮します。

一般住宅から大型ビルなどの断熱によく使われています。

素材はプラスチックの分類なのでひとたび出火すると、火の周りは速そうですね。

では元請けはどこの建設会社なのでしょうか?

安藤ハザマ建設

株式会社安藤・間(あんどうはざま、呼称は安藤ハザマ)は、東京都港区に本社をおく大手建設会社(準大手ゼネコン)である。

安藤ハザマは合併後の名前でその前は安藤建設と間(ハザマ)建設でした。

2003年のバブル崩壊から色々あって合併した様ですね。

画像:ペトロナスツインタワー

間組と言えばマレーシアのペトロナスツインタワーのタワー1を手掛けた事で有名ですね。(タワー2はサムスン物産建設部門が担当し現在傾いているとかの噂は有名ですが)

合併後もその技術力は認められ、土木事業の有名処だとリニア中央新幹線の工事では「品川駅(非開削工区)」を1社単独で受注し、土木工事の技術力は非常に高く評価されている。

施工物件ではJR浦和駅等、数多くの実績を残している元請けです。

作業員一人のミスが原因だとしたら、、、考えるだけで恐ろしい、、、

検索すると過去にも火災事故を起こしてるようです。

東京五輪を前に職人不足が嘆かれていますが、そのしわ寄せではない事を祈りたいですが、経験者不足の職人の配置が原因だったとか。

まとめ

これだけの大事故を起こしてしまい、信用問題にもかかわると思われます。

再発防止の為にも、徹底して現場検証、改善がされる事を願うばかりです。

[advertisement3]

シェアする

フォローする